ダウ平均は一時400ドル近くの下げ ウクライナ情勢を見極めたい雰囲気も=米国株前半
NY株式22日(NY時間12:35)
ダウ平均 33700.11(-379.07 -1.10%)
ナスダック 13373.41(-174.66 -1.27%)
CME日経平均先物 26690(大証終比:+260 +0.97%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は一時400ドル近くの下げ幅となっている。ウクライナ情勢が切迫しており、序盤の米株式市場は売りが先行し、ダウ平均は取引開始後すぐに300ドル超下落した。しかし、市場は意外に冷静な反応を見せ、売り一巡後は買い戻しも見られていた。
ウクライナ情勢は依然として切迫しているものの、市場には行方を見極めたい雰囲気も広がっており、様子を見守っているようだ。ウクライナ情勢がロシアと西側諸国との本格的な軍事衝突に発展するのか確認したい意向もあるようだ。また、米ロ首脳会談に双方が原則合意したとの報道も緊張を幾分和らげていた模様。
ただ、上値が重く、ダウ平均は再び300ドル超の下げ幅となっている。プーチン大統領がロシア上院に対して、ドンバス地方への軍派遣承認を要請し、それに対してロシア上院が承認したことや、ホワイトハウスが現地時間午後2時(日本時間23日4時)にバイデン大統領がロシアとウクライナの最新情勢について演説を行うと発表したことで再び緊張感を高めている模様。
IT・ハイテクのほか、エネルギー株が下落。自動車株も下げている。自動車株に関しては、ウクライナ情勢がサプライチェーン問題を悪化させるとの見方に繋がっている模様。
ホーム・デポが下落。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。ただ、通期見通しで既存店売上高の伸びは若干のプラスを見込むなど物足りなさもあったようだ。
百貨店のメーシーズ<M>が上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益、売上高も予想を上回る好調な決算だった。
ホーム・デポ<HD> 315.21(-31.66 -9.13%)
メーシーズ<M> 24.98(-0.72 -2.80%)
アップル<AAPL> 164.35(-2.95 -1.76%)
マイクロソフト<MSFT> 286.80(-1.13 -0.39%)
アマゾン<AMZN> 2999.81(-52.22 -1.71%)
アルファベットC<GOOG> 2586.16(-23.19 -0.89%)
テスラ<TSLA> 807.71(-49.27 -5.75%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 202.13(-4.03 -1.95%)
AMD<AMD> 114.85(+1.02 +0.90%)
エヌビディア<NVDA> 231.99(-4.43 -1.87%)
ツイッター<TWTR> 33.07(-1.25 -3.64%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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