ロクが決算受け大幅安 アナリストからの引き下げも相次ぐ=米国株個別
動画配信の受信機器やプラットホームを手掛けるロク<ROKU>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。第1四半期のガイダンスも予想を下回っている。
同社のルーデンCFOは「サプライチェーン問題が逆風になった。われわれはこの逆が今年も続くと見ており、減収の状況がさらに続くと予想している」と述べた。また、「サプライチェーン問題が同社のプレーヤー事業の粗利を圧迫しているが、その影響はユーザー当たりの平均売上高の増加によって多少吸収されている」とも語った。
今回の決算を受けて、アナリストからの投資判断および目標株価の引き下げが相次いでいる。競争激化、世界経済の減速の可能性、収益化までの道のりが長い非採算のハイテク事業、などを引き下げの理由に挙げている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:0.17ドル(予想:0.04ドル)
・売上高:8.65億ドル(予想:8.93億ドル)
プラットホーム:7.04億ドル(予想:7.31億ドル)
プレイヤー:1.62億ドル(予想:1.61億ドル)
・粗利益率(調整後):43.9%(予想:43.9%)
・EBITDA(調整後):0.87億ドル(0.75億ドル)
・ユーザー単価:41.03ドル(予想:40.69ドル)
・ユーザー・アカウント:6010万人(予想:5970万人)
・視聴時間:195億時間(予想:197億時間)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:7.20億ドル(予想:7.51億ドル)
・EBITDA(調整後):0.55億ドル(予想:0.78億ドル)
(NY時間09:33)
ロク<ROKU> 110.72(-34.00 -23.49%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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