ドアダッシュが決算受け時間外で33%の急伸=米国株個別
フード・デリバリーサービスのドアダッシュ<DASH>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、マーケットプレイスでの受注額も予想を上回った。フードデリバリーアプリの受注件数も35%増え、過去最高となった。パンデミックの脅威が薄れているにもかかわらず、食習慣が定着していることを示唆した。同社のアダーカーCFOは、「経済再開で人々がこのサービスを使い続けるか懐疑的な意見も多かったが、過去最高のユーザー数でこの年を終えることができた」と語った。
パンデミックは、消費者のテイクアウトへの親近感を強化し、フードデリバリー業界の3桁成長を背景に、同社にとって好材料となった。米国でのフードデリバリーが同社の売上高の58%を占めているが、その成功をコンビニや食料品など他のカテゴリーにも展開し、物流の巨人になる野望を高めている。
決算受け時間外で株価は33%の急伸。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-0.45ドル(予想:-0.27ドル)
・売上高:13.0億ドル(予想:12.9億ドル)
・EBITDA(調整後):0.47億ドル(予想:0.74億ドル)
・FCF:0.97億ドル(予想:-0.25億ドル)
・受注件数:3.69億件(予想:3.60億件)
・マーケットプレイス受注額:111.6億ドル(予想:106.3億ドル)
(1-3月・第1四半期見通し)
・EBITDA(調整後):0~0.50億ドル(予想:1.01億ドル)
・マーケットプレイス受注額:114~118億ドル(予想:111.7億ドル)
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):0~5億ドル(予想:4.52億ドル)
・マーケットプレイス受注額:480~500億ドル(予想:490.9億ドル)
(NY時間16:56)時間外
ドアダッシュ<DASH> 126.58(+31.69 +33.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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