ウクライナ情勢への懸念か 英政府が国民に渡航禁止と退避を勧告＝米国株速報

NY株式11日（NY時間13:59）
ダウ平均　　　34811.67（-429.92　-1.22%）
ナスダック　　　13870.22（-315.42　-2.22%）
CME日経平均先物　26975（大証終比：-725　-2.65%）

　ＮＹ時間の午後に入って、米株式市場は急速に売りが強まっており、ダウ平均の下げ幅は４００ドルを超えた。ＩＴ・ハイテク株の下げが続いており、全体を圧迫。

　ウクライナ情勢への懸念も指摘されている。英政府が英国人に対し、ウクライナへのすべての渡航を控えるよう勧告したほか、現在、ウクライナに滞在している英国人は、商業的手段が利用できるうちに今すぐの退避も勧告した。

　前日も後半から急速に売りが強まったが、きょうも同様の展開が見られている。前日は強い米消費者物価指数（ＣＰＩ）とブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派な発言から、ＦＲＢの積極的な利上げ期待を高め、株式市場は急速に下落していた。

　市場は３月ＦＯＭＣでの０．５％の大幅利上げを織り込み、年内に１．７５ー２．００％まで政策金利は引き上げられるとの予想も出ている状況。０．２５％ずつの利上げと仮定すれば、次回３月以降、年内は毎回ＦＯＭＣで利上げを行うことを意味し、計７回の利上げとなる。

アップル＜AAPL＞　169.37（-2.75　-1.60%）
マイクロソフト＜MSFT＞　296.44（-5.94　-1.96%）
アマゾン＜AMZN＞　3084.23（-95.84　-3.01%）
アルファベットC＜GOOG＞　2708.41（-63.64　-2.30%）
テスラ＜TSLA＞　871.07（-33.49　-3.70%）
メタ・プラットフォームズ＜FB＞　220.85（-7.23　-3.17%）
ＡＭＤ＜AMD＞　115.87（-9.90　-7.87%）
エヌビディア＜NVDA＞　244.00（-14.24　-5.51%）
ツイッター＜TWTR＞　36.12（-0.96　-2.59%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美