ダウ平均は4日続伸 アルファベットやAMDの決算への反応がサポート=米国株前半
NY株式2日(NY時間12:45)
ダウ平均 35504.27(+99.03 +0.28%)
ナスダック 14387.09(+41.09 +0.29%)
CME日経平均先物 27400(大証終比:-140 -0.51%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸。ただ、基本的には前日終値を挟んでの売買交錯となっている。この日はアルファベット<GOOG>やAMD<AMD>が決算を受けてポジティブな反応を示していることがサポート。1月はIT・ハイテク株などの成長株への売りが強まっていただけに、両銘柄の反応は安心感に繋がっている模様。
市場からは、「投資家は先週月曜日の安値で一旦調整終了と判断し始めており、ファンダメンタルズが良好であることを決算で再認識させられている」との楽観的な声も出始めている。これまでのところ、S&P500企業の36%以上が決算を発表し、78%以上が予想を上回る利益を計上している。本日は引け後にメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)<FB>とクアルコム<QCOM>が発表を予定。
1月の株式市場はFRBの動向が売りを誘発していたが、一部のFOMCメンバーは利上げが金融市場を混乱させることを望んでおらず、少なくとも3月の0.5%の大幅利上げに意欲を示す者はほとんどいないことも安心感につながっているとの声も聞かれる。
個別に決済サービスのペイパル<PYPL>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、営業収益は予想を上回ったものの、1株利益は予想範囲内に留まった。第4四半期の総取扱高も前年比23%増の3395億ドルと、この2年で最低の伸びとなった。ガイダンスも公表しており、第1四半期、通期とも予想を下回る見通しを示している。
ペイパル<PYPL> 130.40(-45.40 -25.82%)
アップル<AAPL> 174.68(+0.07 +0.04%)
マイクロソフト<MSFT> 311.81(+3.05 +0.99%)
アマゾン<AMZN> 3007.19(-16.68 -0.55%)
アルファベットC<GOOG> 2987.95(+230.38 +8.35%)
テスラ<TSLA> 908.54(-22.71 -2.44%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 323.70(+4.70 +1.47%)
AMD<AMD> 123.64(+6.86 +5.87%)
エヌビディア<NVDA> 249.55(+3.17 +1.29%)
ツイッター<TWTR> 36.97(-1.16 -3.03%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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