ダウ平均は取引時間中の最高値更新 IT・ハイテク株には売り強まる=米国株前半
NY株式4日(NY時間13:21)
ダウ平均 36788.08(+203.02 +0.56%)
ナスダック 15558.63(-274.17 -1.75%)
CME日経平均先物 29305(大証終比:+75 +0.26%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は取引時間中の最高値を更新。オミクロン株の感染拡大が続いており、月曜日の米国での新規感染者数は100万人を超えた。ただ、市場は、米経済は感染拡大を克服できると確信し、楽観視している。
高インフレがしばらく続くとの見方やFRBの利上げ期待から米国債利回りの上昇が続いており、銀行株やカード株のような金利上昇の恩恵を受けるセクターが上昇している。また、景気回復に直結したキャタピラーなどの産業株やエネルギー株も上昇している。クルーズ株や航空株も堅調。
一方、真逆の反応を示しているのがIT・ハイテク株。主力株は揃って下落しており、ナスダックは1%超の大幅安となっている。成長株から循環株への資金シフトがきょうは強まっている模様。
オミクロン株への楽観的な見方が強まる中、これまでの上昇にもかかわらず、米株式にはまだ上値余地が十分に残されているとの指摘も出ている。来週から10-12月期決算が始まるが、増益を見込んでおり、現在の2022年通期のコンセンサス予測は低過ぎることが判明する可能性に言及している。
フォードが商いを伴って大幅高。強過ぎる反応に、一旦停止していた「F-150ライトニングEVピックアップトラック」の注文を再開。同社はまた、生産計画をほぼ倍増して年間15万台とする計画も発表した。
フォード<F> 24.20(+2.43 +11.16%)
アップル<AAPL> 179.55(-2.46 -1.35%)
マイクロソフト<MSFT> 327.85(-6.90 -2.06%)
アマゾン<AMZN> 3333.68(-74.41 -2.18%)
アルファベットC<GOOG> 2883.00(-18.49 -0.64%)
テスラ<TSLA> 1160.96(-38.82 -3.24%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 334.68(-3.86 -1.14%)
AMD<AMD> 141.73(-8.51 -5.66%)
エヌビディア<NVDA> 285.76(-15.45 -5.13%)
ツイッター<TWTR> 40.37(-2.29 -5.37%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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