【北欧通貨】大きなクローナ安の流れに調整~スウェーデンクローナ
【北欧通貨】大きなクローナ安の流れに調整~スウェーデンクローナ
スウェーデンクローナは、緩和姿勢の長期維持期待もあり長いクローナ安基調が続いていた。ドルクローナは10月末から11月上旬にかけて8.50台が支えも、上値も重いという展開が続いていたが、その後一転してドル高クローナ安に。
10月の同国CPIが強く出たものの、クローナ売りの流れは止まらず。
25日のスウェーデン中銀(リクスバンク)の金融政策理事会では政策金利を事前見通し通り現状維持とした。今後については2024年末での利上げ見通しを示した。かなり先であるが、予想の範囲(今後3年間)の利上げはないとの従来姿勢からは一歩前進で、少しクローナ買いに。その後はドル高の動きなどに支えられての振幅もあり、一時9.18台までドル高クローナ安が進行も、その後は一転してクローナ買いに。
29日の同国第3四半期GDPの好結果などもあり、買い戻しが入りやすい地合いも、指標発表直後の動きではなく、あくまで高値からの調整が入ったという印象。オミクロン株への警戒感からドル全般に売りが出たことも重石となり、9.01台での推移に。
対円でも売りが続く展開の中から一時12円30銭台と先月初めの13円40銭援護から1円以上値をお落とす展開に。
SEKJP 12.575
執筆者 : MINKABU PRESS
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