TIが決算受け下落 電子部品の需要急増の鈍化を示唆=米国株個別
テキサスインスツルメンツ(TI)<TXN>が下落。前日引け後に7ー9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内となった。ただ、第4四半期の見通しが予想範囲内だったことに市場はネガティブな反応を見せている。
今回の決算を受け、電子部品の需要急増が鈍化し始めていることが示唆されたとの受け止めも出ている。市場では、半導体各社の売上高の急激な伸びがバブルにつながりつつあり、ここ数カ月の受注急増は同等の実需に支えられていないとの懸念が広がった。
同社のリザルディCFOは「顧客は急ぎの要求について幾分、選択的になっている。90日前はあらゆることを早めていた」と述べていた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益:2.07ドル(予想:2.04ドル)
・売上高:46.4億ドル(予想:46.6億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.83~2.07ドル(予想:1.94ドル)
・売上高:42.2~45.8億ドル(予想:44.8億ドル)
(NY時間10:47)
TI<TXN> 185.08(-11.90 -6.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。