半導体株に押し目買いを推奨する声も=米国株個別
半導体セクターの値動きを示すフィラデルフィア半導体指数(SOX)が3日続伸。SOX指数は9月に年初来高値を付けて以降10月にかけて戻り売りが優勢となっていた。市場にインフレ懸念が台頭しており、それと伴に米国債利回りが急上昇する中で、利回り上昇・ハイテク株売りの流れが半導体株を圧迫した模様。
ただ、半導体株について市場からは、下がったところは押し目買いを推奨する声も出ている。同セクターの長期ファンダメンタルズが底堅い点を理由として挙げた。短期的な見通しへの懸念は根強いものの、5G、自動運転、さらには半導体への依存度が高い業界の台頭が長期的に支援するという。
それらの企業が半導体価格を製品に転嫁できれば、半導体株にとっては本塁打になるとしている。価格転嫁が実現できれば、在庫不足を望まない企業は大量の在庫を補充することになり、半導体の需要サイクルは長くなるという。
(NY時間14:08)
フィラデルフィア半導体指数 3313.47(+22.23 +0.68%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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