PVHが決算受け大幅高 アナリストからも高評価=米国株個別
アパレルのPVHが大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、第3四半期も予想を上回る見通しを示した。
声明では「米国では引き続き課題が残ることが予想されるものの、海外事業は2019年のパンデミック前の水準を超えて来ており、2021年の残りの期間も超えことが期待される」としている。また、通期の見通しには、「ヘリテージ」ブランドに関連した知的財産やその他資産の売却が反映されているとも述べた。
アナリストからも高評価が聞こえており、良好な商品単価(AUR)、2019年の水準を遥かに上回る海外市場のトレンド、および、デジタル販売が第2四半期の力強いパフォーマンスを推進したという。4-6週間の製品遅延を引き起こしている可能性もあるサプライチェーン問題、および、今年後半に予定されている航空貨物運賃の値上げにもかかわらず、同社は通期の1株利益の見通しを2ドル上方修正したと指摘した。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.72ドル(予想:1.20ドル)
・売上高:23.1億ドル(予想:21.4億ドル)
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.95~2.00ドル(予想:1.77ドル)
・売上高:11~13%増
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.50ドル(従来:6.50ドル)(予想:6.86ドル)
・売上高:26~28%増
(NY時間10:20)
PVH<PVH> 120.11(+15.32 +14.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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