ウィリス・タワーズが再保険事業をアーサー・Ｊ・ギャラガーに売却へ＝米国株個別

　保険ブローカーのウィリス・タワーズ・ワトソン＜WLTW＞は同業のエーオン＜AON＞による買収で合意していたが、米司法省の競争当局を説得できずに身売りは破談となっていた。

　今度は同社の再保険事業を同業のアーサー・Ｊ・ギャラガー＜AJG＞に売却することで合意したと伝わっている。売却は３２．５億ドル。ウィリス・タワーズのヘイリーＣＥＯは声明で、「エーオンへの身売りが破談となった後、今後の方向性に時間を割いてきたが、今回の事業売却が弊社にとって適切な道であると結論付けた」と述べた。

　手続きは第４四半期に完了する予定で、特定の収益目標を条件とし、さらに７．５億ドルが増額される可能性があることも明らかにした。

　ただ、株価は小幅な上下動に留まっている。

（NY時間10:23）
ウィリス・タワーズ＜WLTW＞　221.12（-0.16　-0.07%）
アーサー・Ｊ・ギャラガー＜AJG＞　141.30（-0.22　-0.16%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美