ダウ平均は反発 米雇用統計が強過ぎなかったこともサポート=米国株前半
NY株式6日(NY時間13:20)
ダウ平均 35223.02(+158.77 +0.45%)
ナスダック 14839.32(-55.80 -0.37%)
CME日経平均先物 27900(大証終比:+60 +0.22%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発し最高値を更新。朝方発表の7月の米雇用統計が予想を上回る好調な内容となった。非農業部門雇用者数(NFP)は94.3万人増と100万人増には届かなかったものの予想を上回り、失業率も5.4%まで低下した。FRBにとっては心強い内容で、デルタ株の感染再拡大の影響を緩和した。株式市場からすれば、強過ぎなかったこともサポートとなっている模様。
先週のFOMCを受けて、市場は資産購入ペース縮小開始への期待を若干後退させていたが、今週のクラリダFRB副議長の発言や、今回の米雇用統計を受けて、従来のシナリオを復活させているものと見られる。そのシナリオとは「9月FOMCで資産購入ペース縮小開始の可能性をアナウンスし、年末か来年初の開始」というものだ。その意味では8月26ー28日にワイオミング州ジャクソンホールで開かれるFRBの年次経済シンポジウムがポイントとなるのかもしれない。パウエルFRB議長がそこでの講演で、上記のシナリオの可能性を示唆するのか注目となりそうだ。
米雇用統計を受けて米国債利回りが上昇しており、銀行株中心に循環株の買いが先導している一方、IT・ハイテク株には売りが強まっておりナスダックは逆に下落している。
決算も峠を越しているが、S&P500企業のうち427社が発表を終え、87.6%が予想を上回る利益を計上し、過去最高を記録。一方、利益成長率は93%になると予想されている。
アルファベット(C)<GOOG> 2736.10(-2.70 -0.10%)
フェイスブック<FB> 363.00(+0.03 +0.01%)
ネットフリックス<NFLX> 523.29(-1.61 -0.31%)
テスラ<TSLA> 702.08(-12.55 -1.76%)
アマゾン<AMZN> 3339.16(-36.83 -1.09%)
エヌビディア<NVDA> 204.70(-1.67 -0.81%)
AMD<AMD> 112.73(+0.38 +0.34%)
ツイッター<TWTR> 67.65(-1.64 -2.36%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 415.62(+4.43 +1.08%)
メルク<MRK> 75.15(-0.44 -0.58%)
マクドナルド<MCD> 236.23(-0.19 -0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 288.24(-1.28 -0.44%)
ホームデポ<HD> 331.51(-1.60 -0.48%)
ボーイング<BA> 232.08(+2.14 +0.93%)
ベライゾン<VZ> 55.34(+0.04 +0.06%)
ビザ<V> 241.49(+1.28 +0.53%)
ハネウェル<HON> 229.74(-0.14 -0.06%)
ナイキ<NKE> 173.69(-0.16 -0.09%)
トラベラーズ<TRV> 152.94(+2.36 +1.57%)
ディズニー<DIS> 177.17(+0.46 +0.26%)
ダウ・インク<DOW> 62.01(+1.01 +1.66%)
セールスフォース<CRM> 250.66(+0.10 +0.04%)
シスコシステムズ<CSCO> 55.73(-0.03 -0.05%)
シェブロン<CVX> 102.09(+0.86 +0.85%)
コカ・コーラ<KO> 56.66(+0.16 +0.29%)
ゴールドマン<GS> 396.50(+12.20 +3.17%)
キャタピラー<CAT> 208.98(+1.79 +0.86%)
ウォルマート<WMT> 145.80(+0.31 +0.21%)
ウォルグリーン<WBA> 47.00(+0.07 +0.15%)
インテル<INTC> 54.03(+0.14 +0.26%)
アメックス<AXP> 171.78(+2.15 +1.26%)
アムジェン<AMGN> 229.86(-4.13 -1.77%)
アップル<AAPL> 146.06(-0.79 -0.53%)
P&G<PG> 141.64(-0.86 -0.60%)
JPモルガン<JPM> 157.17(+4.02 +2.62%)
J&J<JNJ> 172.74(-0.96 -0.55%)
IBM<IBM> 144.05(+1.28 +0.90%)
3M<MMM> 197.89(+0.09 +0.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。