インテルが決算受け時間外で下落 第3四半期の売上高見通しに物足りなさも=ダウ採用銘柄
取引終了後にインテル<INTC>が4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。データセンター部門が予想を上回り好調だった。ガイダンスも公表しており、通期の見通しは1株利益、売上高とも上方修正している。予想も上回った。
ただ、発表直後は時間外で株価は上昇の反応を見せたものの、次第に戻り売りに押され下げに転じている。第3四半期の売上高見通しが予想範囲内で、市場は物足りなさを感じている模様。同社はデータセンター事業の競争激化に直面しており、市場シェアも失っている。第3四半期の売上高見通しはそれを暗示しているとの見方も出ているようだ。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.28ドル(予想:1.07ドル)
・売上高:185.3億ドル(予想:178億ドル)
データセンター:64.6億ドル(予想:59.4億ドル)
・粗利益率(調整後):59.2%(予想:57.0%)
(7-9月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.10ドル(予想:1.08ドル)
・売上高:182億ドル(予想:182.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.80ドル(従来:4.60ドル)(予想:4.62ドル)
・売上高:776億ドル(従来:770億ドル)(予想:728.7億ドル)
(NY時間17:02)時間外
インテル<INTC> 54.23(-1.73 -3.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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