米10年債利回りは上昇 米雇用者数の年次改定は過去最高の下方修正も反応限定的=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)(日本時間05:33)
米2年債 3.554(+0.068)
米10年債 4.082(+0.042)
米30年債 4.724(+0.032)
期待インフレ率 2.369(+0.013)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは上昇。今年3月までの1年間の米雇用者数の年次改定が発表になっていたが、過去最高の下方修正となった。
ただ、市場の反応が限定的だったことから、利回りは上昇している。下方修正を織り込みつつ、FRBの利下げ観測を試すインフレ指標の発表を待っている。
なお、この日は3年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回ったものの反応は限定的だった。
*米3年債入札結果
最高落札利回り 3.485%(WI:3.492%)
応札倍率 2.73倍(前回:2.53倍)
2-10年債の利回り格差は+53(前営業日:+55)まで縮小。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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