ラスベガス・サンズが下落 マカオやシンガポールへの渡航制限の影響続く=米国株個別
カジノのラスベガス・サンズ<LVS>が下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株損益が予想以上の赤字だったほか、売上高も予想を下回った。不動産EBITDAも予想を下回っており、全体的に冴えない決算となった。マカオやシンガポールへの渡航制限が引き続きカジノ株に悪影響を及ぼしていることが示された格好。
同社は投資家説明会で「マカオ事業は年後半に盛り返すと考えているが、シンガポールの通常取引量への復帰は予測が難しい」と述べた。また、「オンラインカジノへの参入に注目しているが、小規模な買収に留まり、10億ドル規模の買収をする可能性は低い」と語っている。そのほか、スタインCEOはテキサス州やフロリダ州など米国の州で大規模な陸上カジノを建設する可能性に言及していた。
(4-6月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.26ドル(予想:-0.17ドル)
・売上高:11.7億ドル(予想:13.7億ドル)
・不動産EBITDA(調整後):2.44億ドル(予想:2.91億ドル)
(NY時間09:53)
ラスベガス・サンズ<LVS> 47.33(-2.09 -4.23%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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