東京株式(大引け)=149円高、米株最高値受け続伸も買い一巡後は伸び悩む
13日の東京株式市場はリスクを取る動きが優勢となり日経平均は続伸。前日の米国株市場で主要株指数が揃って最高値に買われたことを好感した。
大引けの日経平均株価は前営業日比149円22銭高の2万8718円24銭と続伸。東証1部の売買高概算は9億5752万株、売買代金概算は2兆1801億円。値上がり銘柄数は1642、対して値下がり銘柄数は468、変わらずは82銘柄だった。
きょうの東京市場は前日に続き上値指向となった。前日の米国株市場では、米長期金利の低下が一服したことを背景に景気敏感株中心に買われ、NYダウをはじめ主要株3指数が揃って過去最高値を更新しており、この流れを引き継いだ。もっとも日経平均は朝方に上げ足を強めたものの、2万9000円近辺では戻り売りに押し返される格好となった。日本時間今晩に発表される6月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑も上値を重くした。後場はプラス圏で売り物を吸収したが、上げ幅は縮小傾向を強いられた。金融や保険株が買われる一方、外資系の投資判断引き下げを受けて半導体製造装置関連株などに安いものが目立った。全体の75%の銘柄が上昇したが、売買代金は2兆1000億円台にとどまり、6日以来の低水準だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、ファーストリテイリング<9983>も堅調。レノバ<9519>が売買代金を伴い大幅高で目を引く。ファナック<6954>、SUMCO<3436>などが高く、エーザイ<4523>もしっかり。富士フイルムホールディングス<4901>が堅調、日本郵船<9101>も買いが優勢だった。東京海上ホールディングス<8766>も高い。タマホーム<1419>、デザインワン・ジャパン<6048>が急伸、コスモス薬品<3349>も値を飛ばした。
半面、レーザーテック<6920>が大きく売られ、任天堂<7974>も軟調。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>も売りが優勢だった。リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。ダントーホールディングス<5337>も大きく利食われ値下がり率トップ。東京機械製作所<6335>、インターアクション<7725>が急落した。黒谷<3168>も大幅安となった。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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