ロシアが英駆逐艦に警告射撃
ロシアは、英海軍の駆逐艦「ディフェンダー」が黒海で領海を侵犯したとして警告射撃を行ったと発表した。これに対し英国はそのような事実はなく、ロシア側が「砲撃演習」をした可能性が高いと主張した。ブルームバーグが伝えた。
ロシア国防省によれば、警告射撃を行ったのはクリミア半島にあるセバストポリ海軍基地の南に位置するフィオレント岬の沖。同国が主張する領海内にディフェンダーが約3キロメートル侵入し、無線による警告も無視した。警告射撃は30分程度続いたという。
これに対し英国は警告射撃があったことを否定、「ディフェンダーに向けた警告射撃はなかった。英海軍は国際法にのっとり、引き続きウクライナ領海を無害通航している」と発表した。
英国と同盟諸国は2014年のロシアによるクリミア編入を認めていない。この編入以来、北大西洋条約機構(NATO)が同地域に艦隊を派遣する際にロシアも航空機と艦船を展開している。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。