キャンベルスープが下落 通期見通しを予想以上に下方修正=米国株個別
スナックや缶スープなどインスタント食品のキャンベルスープ<CPB>が下落。2-4月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、通期見通しも予想以上に下方修正した。
昨年のパンデミックによる急増からの反動減が出た形となり、通常の状態に戻っていることが示された。米国での缶スープの売上高が21%減少し、ポップコーンとポテトチップスの需要も減少した。
食品業界はコスト上昇によって打撃を受け、広範囲に値上げが実施されている。同社のクロースCEOは、「2-4月期の同社の業績は、インフレ上昇やサプライチェーン問題、および、業務実施への圧力を受けた」と述べた。同社は2022年度の初めに、値上げを実施するとしている。
(2-4月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.57ドル(予想:0.66ドル)
・売上高:19.8億ドル(予想:20.0億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.90~2.93ドル(従来:3.03~3.11ドル)(予想:3.08ドル)
・売上高:-3~-3.5%(従来:-2.5~-3.5%)
(NY時間09:53)
キャンベルスープ<CPB> 46.36(-2.76 -5.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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