小反落、米国のガソリン需要の伸びは限定的=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=65.63(-0.06 -0.09%)
ニューヨーク原油の期近は小反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.06~0.02ドル安。その他の限月は0.02~0.21ドル高。
インドや日本など原油の輸入大国で新型コロナウイルスの流行が続いていることが重しとなった。両国では感染者数の伸びが落ち着きつつあるように見えるが、ピークアウトの兆候は限定的。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫は減少したものの、ガソリン在庫が増加したことは圧迫要因。ガソリン需要は回復傾向にあるが、人々の行動が活発化していることを示唆するほどの伸びは見られない。
時間外取引で6月限は堅調。通常取引序盤にかけても買いが優勢で66.76ドルまで上昇し、3月8日以来の高値を更新した。ただ、その後は利益確定の売りが優勢となり、64.92ドルまで下落し、マイナス圏で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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