ユーロドルの更なる上昇には成長見通し改善が必要 その可能性は高いとの見方も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って下げ渋る動きが見られており、1.20ドル台前半で推移している。戻り売りが続いており、本日は瞬間的に大きな心理的節目の1.20ドルを割り込むなど調整の動きが続いている。本日の21日線は1.20ドルちょうど付近に来ており、いまのところ、その水準はサポートされている。
ユーロドルは4月に第1四半期の下げの6割以上を取り戻したが、5月と6月とさらに上昇するには、ユーロ圏の成長見通しを改善させる必要があるとの指摘が聞かれる。それには、EUでのワクチン接種の迅速化が必須と考えられ、それが実現すれば、成長見通しが上方修正される可能性が高まる。
ただ、その可能性は高くユーロと欧州債利回りの更なる押し上げが期待されるという。ユーロドル上昇のシナリオには米国以外の地域の成長見通しの改善が必要としている。
EUR/USD 1.2018 EUR/JPY 131.38 EUR/GBP 0.8664
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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