続伸、根強い需給改善期待で＝ＮＹ原油概況

NY原油先物4月限（WTI）（終値）
1バレル＝66.02（+1.58　+2.45%）

　ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比（速報値）は、期近２限月が前日比１．５８ドル高。その他の限月は０．１４～１．５７ドル高。

　世界経済がコロナ危機を乗り越えて正常化に向かっているなかで、石油需要の回復が見通される一方、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）プラスが供給制限を続ける構えであることが相場を引き続き押し上げている。米長期債利回りの上昇一服で、米株式市場が堅調さを取り戻し、リスク選好的なドル安が息を吹き返しつつあることもリスク資産の一角である原油の支援要因。主要国の中銀の金融緩和によって、当面は過剰流動性相場が続くとみられている。

　時間外取引で４月限はしっかりと推移。通常取引開始後は６６．２１ドルまで上値を伸ばした。

MINKABU PRESS