オラクルが決算受け下落 売上高の伸びに失望感=米国株個別
 オラクルが下落。12-2月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内だった。ビジネスソフトウエアとクラウドサービスの需要回復を受け、売上高は3%増加したものの、為替の影響を除いたベースでは横ばいとなった。市場は今回の売上高の伸びに失望感を強めている模様。
 同社は会計や人事用のソフトウエアのクラウドベースへの移行を加速させて売上高の拡大を図っており、今年度は3四半期連続の増収を記録している。
 ただ、アナリストからは物足りなさが指摘されており、「同社は、為替の影響を除いたベースで1〜3%の売上高の伸びを見込んでいたが、同業界の成長が加速している中で、それが横ばいとなったことは失望感が大きい」と述べた。今回の成長減速は継続的な株価下落に帰着するリスクがあるという。
(12-2月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.16ドル(予想:1.11ドル)
・売上高:100.9億ドル(予想:100.7億ドル)
・営業利益率(調整後)+47%
(4-6月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.28~1.32ドル(予想:1.30ドル)
・売上高:5~7%増
(NY時間09:44)
オラクル 66.63(-5.49 -7.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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