ノババックスが下落 1株損益の赤字が予想以上に膨らむ=米国株個別
ワクチン開発のノババックスが下落。10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、売上高は予想を上回る急増を見せたものの、1株損益の赤字が予想以上だった。売上高については、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)の下での業務やトランプ前政権の「ワープ・スピード作戦」への参加が含まれている。ただ、ワクチン開発に伴う人件費を含む研究開発費も急増しており利益を圧迫した。
同社のアークCEOは米CNBCとのインタビューで、同社の新型ウイルス向けワクチンが5月にもFDAの緊急使用許可(EUA)を取得する可能性があると語っていた。米国での臨床試験がまだ進行中のため、英国での治験データの利用をFDAが認めることを同社は期待していると述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益:-2.70ドル(予想:-2.24ドル)
・売上高:2.8億ドル(予想:2.03億ドル)
(NY時間10:06)
ノババックス 216.61(-23.68 -9.85%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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