eヘルスが大幅安 好決算も現金喪失と解約が予想以上で失望感広がる=米国株個別
オンライン保険のeヘルスが大幅安。4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。通期見通しも1株利益、売上高とも上方修正し予想も上回った。ただ、現金喪失とメディケア・アドバンテージの解約が予想以上だったことから市場には失望感が広がっている模様。見通しについても、事前に市場はかなり期待値を上げていた面もあり、失望売りに繋がっているようだ。
アナリストからは「同社は課題を確定させており、販売員への報酬体系の再構築と、解約率低下のための新たなテクノロジーが導入されるであろう。オンラインを通じて顧客が増加することによって解約率の低下が見込まれ、2021年には顧客保険料のライフタイムバリュー(顧客生涯価値)が正常化する」との指摘も出ていた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.07ドル(予想:-0.15ドル)
・売上高:8880万ドル(予想:8150万ドル)
・顧客数:112万人
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.83~4.32ドル(従来:3.41~3.90ドル)(予想:3.72ドル)
・売上高:6.3~6.7億ドル(従来:6.0~6.4億ドル)(予想:6.4億ドル)
(NY時間15:19)
eヘルス 79.76(-34.25 -30.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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