ドル円は実需の円売りで107円台後半に上昇 きょうで4-6月相場が終了=NY為替

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 きょうのNY為替市場でドル円は買いが優勢となっており、107円台後半に上昇している。NY時間の朝方には売りが優勢となり、107.50円近辺まで値を落としたが、ロンドンフィキシングにかけて買いが強まり、107.95円付近まで急速に上昇する場面もみられた。ドル買いというよりもむしろ、円安の動きがドル円を押し上げており、ユーロ円やポンド円も買いが強まっている。

 この日発表の米経済指標まちまちで、米消費者信頼感指数は予想を大きく上回り、急上昇していた。経済再開で回復への期待感が高まったほか、消費者心理に影響を与えるとされる米株式市場が買い戻されているほか、雇用も予想外の底堅さを示していることが、センチメントの回復に繋がったものと思われる。しかし、市場の反応は限定的。本日は月末かつ期末の取引ということで、ポジション調整に伴う動きが中心と思われ、材料には反応していない模様。

 きょうで4-6月相場が終了するが、金融市場は新型ウイルス感染による1-3月の混乱から、急激な雰囲気の回復が見られた。FRBをはじめとした各国中銀の異例の金融緩和や、各国政府による大胆な景気刺激策が打ち出されたことで、市場はセンチメントを維持したようだ。金融市場が思い浮かべるほど実体経済の回復が見られるかは、7-9月以降を確認する必要がある。

 現状は米国を中心に感染第2波の拡大が加速しており、一部の州では再封鎖が実施されている。EUでは明日から、域外からの渡航制限が一部解禁されるが、感染の再拡大の傾向が広がるかどうか懸念されるところではある。しかし、各国政府は再封鎖に関しては否定的で、ある程度の感染拡大は許容する姿勢を示している。経済再開に伴う回復への期待も根強く、しばらく市場も、「経済再開」と「感染拡大」の綱引きになるのかもしれない。

USD/JPY 107.79 EUR/JPY 121.24
GBP/JPY 133.39 AUD/JPY 74.32

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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