ダウ平均は続落もナスダックは１万ポイントに再び上昇 ＦＯＭＣ待ち＝米国株序盤

NY株式10日（NY時間09:50）
ダウ平均　　　27136.55（-135.75　-0.49%）
ナスダック　　　10006.94（+53.19　+0.54%）
CME日経平均先物　22900（大証終比：-120　-0.52%）

　きょうのＮＹ株式市場、ダウ平均は続落して始まっている。前日は上げが一服していたが、ＩＴ・ハイテク株には買いも入り、ナスダックは一時１万ポイントを付けるなど最高値を更新した。きょうも銀行や産業、エネルギーなどは利益確定売りに押されているものの、ＩＴ・ハイテク株には買いが入っており、ナスダックは１万ポイント台に乗せて始まっている。

　きょうの市場は午後のＦＯＭＣの結果待ちの雰囲気が強まりそうだが、政策は据え置きが確実視されている。先週の予想外に強い米雇用統計や経済再開への動向をＦＲＢがどう見ているかに注目が集まりそうだ。今回は声明やパウエル議長の会見のほか、経済見通しも公表される。

　ＦＲＢは慎重姿勢を温存し、必要なら追加緩和の可能性を強調してくる可能性が高いと見られているが、市場もそのこと自体は既に十分に織り込んでいる状況。予想以上に楽観的もしくは悲観的な見方を示してくるようであれば、過熱感が高まっている株式市場も敏感に反応してくる可能性は留意される。

　一部報道ではイールドカーブコントロール（ＹＣＣ）導入の議論も行われるとも伝わっており、パウエル議長の会見で何らかのヒント出るか注目される。ただ、導入時期や操作する国債の種類、利回りの操作水準など具体的な中身まではまだ出ないものと見られる。

アルファベット（C）　1464.93（+8.77　+0.60%）
フェイスブック　238.30（-0.37　-0.16%）
ネットフリックス　435.08（+1.03　+0.24%）
テスラ　992.56（+51.89　+5.52%）
アマゾン　2653.35（+52.49　+2.02%）
エヌビディア　371.45（+9.61　+2.66%）
ツイッター　35.51（-0.41　-1.14%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　147.89（+1.93　+1.31%）
Ｐ＆Ｇ　119.58（+1.24　+1.04%）
ダウ・インク　44.35（-0.06　-0.13%）
ボーイング　203.50（-13.24　-5.74%）　
キャタピラー　 133.31（-0.88　-0.64%）　
レイセオン　 68.92（-1.62　-2.18%）　
ビザ　200.09（+1.01　+0.51%）　
ナイキ　102.50（-0.13　-0.12%）
ウォルグリーン　45.16（-0.11　-0.23%）　
３Ｍ　166.52（-0.18　-0.11%）　
エクソンモビル　 51.88（-1.64　-3.00%）　
シェブロン　99.24（-2.30　-2.22%）　
コカコーラ　48.88（-0.12　-0.24%）　
ディズニー　122.43（-1.46　-1.15%）　
マクドナルド　198.17（-1.35　-0.67%）　
ウォルマート　122.00（+0.65　+0.54%）
ホームデポ　258.26（+1.50　+0.58%）
JPモルガン　109.20（-1.34　-1.18%）
トラベラーズ　 122.22（-3.20　-2.50%）
ゴールドマン　 216.75（-1.35　-0.61%）
アメックス　108.30（-2.16　-1.90%）　
ユナイテッドヘルス　306.25（-2.96　-0.96%）
ＩＢＭ　131.26（-0.61　-0.45%）
アップル　 349.81（+5.82　+1.75%）
ベライゾン　58.05（+0.19　+0.33%）
マイクロソフト　 192.28（+2.48　+1.32%）
インテル　63.53（+0.49　+0.77%）
ファイザー　36.26（+0.05　+0.14%）
メルク　82.57（+0.31　+0.37%）
シスコシステムズ　47.46（-0.59　-1.23%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美