ドル円は膠着 オプション市場はウイルス感染の動揺は大方静まったことを示唆=NY為替
NY時間の午後に入ってドル円は107.60円近辺で推移している。来週の月曜日はメモリアルデーでNY勢は休みとなるほか、ロンドン勢もバンクホリデーで休みとなり、市場参加者も大幅に減少が予想される。そのような中で、NY時間の午後になってポジション調整の動きも出ているようだ。
新型ウイルス感染以降、為替市場はリスク回避はドル買いとの方程式を形作っている一方、円も伝統的なリスク回避の方程式を温存している。材料に対してドルと円が同方向に動くことから、ドル円は膠着感を強めている。
オプション市場でもドル円の1ヵ月物のボラティリティは下げが続いている。昨年末の水準にはまだ距離があるが、新型ウイルス感染の動揺は大方静まったことを示唆している。
USD/JPY 107.58
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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