続伸、供給過剰のさらなる改善を期待=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=33.92(+0.43 +1.28%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.40~0.43ドル高。その他の限月は0.60ドル安~0.48ドル高。
前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が2週連続で減少し、供給過剰が改善に向かう兆候があることが相場を押し上げた。新型コロナウイルスの流行の抑制に成功した各国は経済活動を段階的に再開し、石油需要は回復しつつある。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とする主要な産油国が日量970万バレルの減産を行っていることも需給の改善に寄与している。
時間外取引で7月限は堅調に推移し、通常取引開始にかけて34.66ドルまで一段高となった。その後、上げが失速し33.26ドルまで下げに転じる場面はあったが、引けにかけては再び買いが優勢となった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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