ダウ平均は買い先行も伸び悩む IT・ハイテク株に戻り売り 慎重な意見も=米国株前半
NY株式28日(NY時間11:41)
ダウ平均 24198.15(+64.37 +0.27%)
ナスダック 8672.15(-58.01 -0.67%)
CME日経平均先物 20070(大証終比:+350 +1.75%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に5日続伸。前日に引き続き、米州の経済活動再開に楽観的な見方が広がっており、序盤は買いが先行して始まった。ダウ平均は寄り付き直後に378ドル高まで上昇する場面が見られたものの、その後は戻り売りが優勢になり、一時マイナスに転じる場面が見られた。
ジョージアやサウスカロライナ、テネシー、そして、テキサスなどが部分的な再開計画を表明しており、投資家のセンチメントを高めている。きょうはファイザーや3M、キャタピラーが決算を発表していた。強弱まちまちな内容ではあったが、思ったほどは悪くはないとの声も聞かれる。
ただ、一部からは、市場は新型ウイルス感染の影響を過小評価しており、2600万人超の労働者が雇用を失っていることの影響を理解してない。再度、3月に付けた安値を試す動きが出るとの声も根強くあるようだ。
経済活動再開の恩恵を最も受ける小売りなどマーケットプレイスが上昇しているほか、銀行株や素材、産業といった景気敏感株も上昇。エネルギー株もきょうは上昇している。一方、IT・ハイテク株が戻り売りに押されており市場を圧迫。ナスダックは下げに転じている。
引け後の決算では、アルファベット、スターバックスのほか、AMDが発表予定。インテルの決算は失望感が強かったが、AMDはどうか注目される。
アルファベット(C) 1258.45(-17.43 -1.37%)
フェイスブック 185.69(-1.81 -0.97%)
ネットフリックス 406.87(-14.51 -3.44%)
テスラ 773.38(-25.37 -3.18%)
アマゾン 2326.12(-49.88 -2.10%)
エヌビディア 294.80(-2.28 -0.77%)
ツイッター 28.91(-1.09 -3.63%)
ダウ採用銘柄
J&J 152.82(-1.47 -0.95%)
P&G 117.28(-0.17 -0.14%)
ダウ・インク 35.29(+0.85 +2.57%)
ボーイング 129.34(+0.66 +0.51%)
キャタピラー 114.82(-0.38 -0.33%)
レイセオン 65.42(+0.35 +0.55%)
ビザ 171.58(-0.18 -0.11%)
ナイキ 89.37(0.00 0.00%)
ウォルグリーン 44.79(+0.37 +0.85%)
3M 157.36(+3.71 +2.52%)
エクソンモビル 44.69(+0.75 +1.70%)
シェブロン 90.08(+0.37 +0.43%)
コカコーラ 47.23(+0.45 +0.99%)
ディズニー 107.74(+1.68 +1.66%)
マクドナルド 188.25(+2.36 +1.28%)
ウォルマート 129.23(+0.93 +0.72%)
ホームデポ 217.95(+0.19 +0.09%)
JPモルガン 95.68(+1.06 +1.17%)
トラベラーズ 103.83(+0.94 +0.93%)
ゴールドマン 187.33(+3.79 +2.14%)
アメックス 87.00(+1.94 +2.33%)
ユナイテッドヘルス 291.67(-2.31 -0.79%)
IBM 126.43(+0.51 +0.41%)
アップル 281.84(-1.33 -0.47%)
ベライゾン 58.32(+0.51 +0.88%)
マイクロソフト 171.57(-2.48 -1.42%)
インテル 58.49(-0.98 -1.65%)
ファイザー 38.04(-0.29 -0.78%)
メルク 81.46(-2.52 -3.09%)
シスコシステムズ 43.02(-0.04 -0.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。