ドル円は引き続きレンジ勝負か
ドル円は引き続きレンジ勝負か
新型コロナウイルスの感染者は今朝時点で74,279人(前日比+1,751)と感染拡大に収束の兆しは見えていませんが、増加率は鈍化しており、パンデミック(大流行)はないというのが今のマーケットモメンタムです。過度なリスクオフにはなっておらず、ドル円も先週からの高値と安値で約50銭程度の値動きしか出ていません。著しくボラティリティが低下するなか、引き続き109.50円~110.30円のレンジで勝負するしかなさそうです。
本日はFOMCメンバーの発言や1月開催分のFOMC議事録公開が予定されており、ヒントを探すことになります。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米財務省短期証券の購入終了時期や、米利下げを巡る思惑から今後方向感が出てくる可能性はありますが、ゲームチェンジはまだ先だと思います。
1998年よりディーリング業務に携わり、2009年からみんなのFXに在籍。ドル円や欧州通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズから見た為替分析に精通しているほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。認定テクニカルアナリスト