今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は109円台後半で足踏み。日本株が堅調地合いを維持する中でも上値は伸びず、109.70-80円台の狭いレンジ内でもみ合う展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
2/12(水)
17:30 スウェーデン中銀政策金利
18:50 レーンECB専務理事講演
19:00 ユーロ圏12月鉱工業生産
20:00 南ア12月小売売上高
22:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁講演
24:00☆パウエルFRB議長議会証言(上院銀行委)
24:30 EIA週間原油在庫統計
27:00 米10年債入札(270億ドル)
28:00 米1月財政収支
2/13(木)
09:15☆ロウRBA総裁講演
※☆は特に注目の材料
ドル/円は109円台後半で値動きが鈍っており、オプション市場の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)も再び歴史的低水準に向けて低下しています。ドル/円は、110円台の重さが鮮明なだけに反落してもおかしくないところですが、「想定外」の売り材料がなければ109円台半ばのサポート下抜けも難しいのかもしれません。なお、今夜行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言は昨日の下院のものと同内容となる公算です。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。