ドル/円、一進一退=外為どっとコム総研 神田卓也
ドル/円、一進一退
昨日のドル/円は、終値ベースでほぼ横ばい。中国当局者が新型コロナウイルスの流行は4月頃に終息する可能性があるとの見解を示した事で円売りに傾く場面もあったが、110円台には届かず伸び悩んだ。その後、米国株が上げ幅を削ると109.70円台に押し戻されるなど、109円台後半の狭いレンジ内で一進一退の動きとなった。
ドル/円は、本日も決め手を欠く展開が続く公算が大きい。ただ、チャート面では110円絡みの上値の重さが鮮明なだけに、反落への警戒も必要となりそうだ。109円台半ばのサポートを維持できるか注目したい。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。