イランが米軍基地を攻撃=外為どっとコム総研 神田卓也
イランが米軍基地を攻撃
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。米12月ISM非製造業景況指数の好結果などで一時108.60円台へと上昇したが、中東情勢への懸念がくすぶる中、200日移動平均線が上値抵抗となり伸び悩んだ。
なお、今朝方にはイランがイラクの米軍駐留基地に攻撃を開始したと報じられており、ドル/円は108.00円台まで下落している。米側の報復なども含め、衝突が激化するようだと107円台への続落は避けられないだろう。ただ、衝突が短期間に収束するようなら108円台後半への反発もあり得る。いずれにせよ、本日のドル/円は中東情勢を睨んで神経質な相場展開が続きそうだ。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。