横ばい、OPEC総会は減産目標を拡大も実質的な減産は見送り=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=58.43(±0.00 ±0.00%)
ニューヨーク原油の期近は横ばい。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比変わらず。その他の限月は0.53ドル安~0.05ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)総会では減産目標を日量50万バレル拡大することが合意に至ったものの、サウジアラビアやロシアを中心としたOPECプラスは減産目標以上の過剰な減産を続けてきており、実質的な減産につながらないことから相場の反応は限られた。ロシアのノバク・エネルギー相によると、新たな減産目標はOPECプラスの参加国すべてが既存の減産目標を達成した場合に限り、来年1-3月期に行われるという。ただ、OPEC総会の合意内容が6日のOPECプラスの総会で批准されなければ、最終的な合意が成立しないことから、不透明感が残っている。
時間外取引で1月限はしっかりと推移し、通常取引開始に向けて水準を切り上げた。通常取引開始後は59.12ドルまで上げた。ただ、買いは続かず押し戻されて引けた。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。