今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也
今夜から明朝の注目材料は
東京市場のドル/円は、米中通商協議を巡る不透明感が再燃する中、一時108.46円前後まで下落。ただ、実需のドル買いニーズにも支えられて下値は堅く、売りが一服すると108.70円前後まで切り返すなど、狭いレンジの中で神経質に上下しました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。
11/19(火)
18:00 ユーロ圏9月経常収支
19:00 ユーロ圏9月建設支出
22:30 カナダ9月製造業出荷
22:30 米10月住宅着工件数
22:30 米10月建設許可件数
23:00 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
----- 英保守党・労働党の党首討論会
----- 米下院でウクライナ疑惑の公聴会
11/20(水)
08:50 日本10月貿易収支(通関ベース)
※☆は特に注目の材料
今夜も、ドル/円相場を直撃しそうなイベントは見当たりません。欧米市場は、いつ飛び出すともわからない米中通商協議絡みの報道を警戒しながら進んでいく事になりそうです。なお、昨晩は「米国との通商協議に関する中国当局のムードは悲観的」というCNBC記者のツイートがきっかけで円買いが強まりました。もはや、どこから弾が飛んでくるのか全く予測できません。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。