ドル円は109円ちょうど付近での推移 FOMCは利下げ確実視=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は109円ちょうど付近で推移。米株にらみの動きが見られており、米中貿易協議への期待から米株式市場はS&P500が最高値を更新するなど堅調な展開が見られていることから、リスク選好の円安がドル円を押し上げている。
109.05円付近に200日線が来ており、突破できるか注目される。今週はFOMCや日銀決定会合など重要イベントが予定される中、200日線を超えると売り圧力も強まりそうだ。
そのFOMCだが、30日に結果が発表される。市場は90%以上の確率で0.25%の利下げを織り込んでおり、利下げは確実視されている状況。むしろ、市場の関心は先行きに移っているが、FOMCメンバー間では保険的利下げに対する意見が分かれていることも言われており、声明やパウエル議長の会見などで12月FOMCでの連続利下げのヒントが何が示されるか注目される。
日銀はマイナス金利の深堀りなども言われているが、余力が無くなる中、今回も据え置きが濃厚となっているようだ。
USD/JPY 108.98
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。