ボーイング続落 決算前にリスク高める=ダウ採用銘柄
ボーイングが続落しておりダウ平均を圧迫。737MAXを巡る問題で先週、パイロット間のやり取りの中で、事故前に既にソフトウエアの性能に懸念が示され、このやり取りについて米連邦航空局(FAA)に報告していなかったことが明らかになった。737MAXの運航再開を目指す同社とFAAにとって新事実の発覚は最悪のタイミングとして、先週末の同社株は6%超下落。
今回の件で737MAXの調査を行っている米下院運輸経済基盤委員会は、安全性の承認を巡り同社社員の約3人に1人が上司からの不当な圧力を感じたと回答していたことを示す同社の内部調査を入手し、同社指導部の調査を強化しているとも伝わっている。
一連のスキャンダルを受けてアナリストからも投資判断を引き下げる動きが複数出ている。今週23日に決算発表予定だが、市場は決算を前にリスクを高めている模様。
(NY時間10:03)
ボーイング 327.70(-16.30 -4.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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