小幅続落、通商協議を控えて米国は中国への圧力を強化=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=52.75(-0.06 -0.11%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.12~0.09ドル安。その他の限月は0.08ドル安~0.23ドル高。
米中通商協議を控えて警戒感が高まったことが相場を圧迫した。米政府は新疆ウイグル自治区での人権侵害に関わった中国の企業・団体28社を禁輸対象となるエンティティ・リストに追加するほか、ウイグル人弾圧に関与した中国人へのビザ発給を制限すると発表した。中国は新疆ウイグル自治区に人権問題はないとあらためて反発している。トランプ米政権が政府年金基金による中国株への投資を制限することを検討しているとの報道もあった。
時間外取引で11月限は53.27ドルまで堅調に推移した後、マイナス転換すると51.81ドルまで下落。通常取引開始後は売りが緩み下げ幅を消す場面があったが、マイナス圏で引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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