ドル円、反落。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、106.13円で始まると、東京時間は、リスク回避の売りが先行。香港デモによる懸念や時間外のNYダウ先物の下落や米長期金利の低下などを受け、105.59円まで反落。ロンドン時間、「中国が自動車購入制限の緩和や撤廃を検討」との一部報道が伝わると時間外のNYダウ先物が上昇し、ドル円は買戻しが先行。NY時間、8月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想▲2に対し1、8月米消費者信頼感指数が予想129.5に対し135.1と上振れると106.06円まで上昇。その後は、NYダウ平均が軟調、米長期金利が低下すると、105.65円まで下押しし、105.75円でクローズをむかえた。
ドル円、反落。
昨日は、前日の乱高下で疲れたのか、おとなしい動きとなった。心なしか106円台の滞空時間が短く感じられる。本日、注目される経済指標はなく、引き続き米中貿易摩擦がらみのニュースに警戒。
テクニカル的には、8/26に106.41円まで反発となったが、これは109.31円-104.44円に対する38.2%(106.30円)レベルで、そこから失速。上に抜けるなら50%(106.87円)・61.8%(107.44円)の上昇が必要。
106円台にしっかりと乗せない限りは、下方向継続とみる。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。