ユーロドルは振幅続く 情報が少なければ、短期的にユーロ買いも警戒=NY為替
ユーロドルは1.12ドル台前半での振幅が続いている。きょうは主要な指標の発表も無く手掛かり材料に乏しい中で、今週木曜日のECB理事会をにらんだ動きが続いているようだ。市場は追加緩和期待を高めており、それをほぼ織り込んでいる。今週の理事会では政策変更はないものと見込まれているものの、追加緩和の実施を強く示唆して来るものと予想されている。市場のコンセンサスは9月に0.1%の利下げだ。
ECBは今年に入って3月と6月の2回フォワードガイダンスを修正してきた。現在は、「少なくとも来年半ばまで金利を据え置く」としている。これも大きく修正して来るものと予想される。また、9月に包括的な量的緩和策を示してくるものと予想されている。
ただし、新たな刺激策の情報が少なければ、短期的にはユーロ買いの反応も警戒されるところではある。また、一部で噂されている7月のサプライズ利下げも可能性は低いが排除できない。
EUR/USD 1.1216 EUR/JPY 121.04 EUR/GBP 0.8988
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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