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FRB議長は利下げについて何を語るか=外為どっとコム総研 神田卓也

達人の予想 

FRB議長は利下げについて何を語るか

【基調】
 下値警戒

【注目イベント】
 ・7/10 パウエルFRB議長、議会証言
 ・米長期金利、主要国株価

【本文】
本日は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が米下院金融委員会で行う議会証言に注目が集まっている。
市場は、FRBが7月30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で25bp(0.25%)の利下げに動く事を確実視しているが、ひところ高まっていた50bp(0.5%)の利下げ観測は、先週末の米6月雇用統計の好結果を受けてほぼ消滅した。
本日の証言は、米経済および金融政策に関する議会への報告であり、その中で議長が利下げについてどのようなスタンスを示すのか注目したい。
7月の利下げについては、トランプ政権が「間違いだった」と指摘した昨年12月の利上げをなかった事にする意味合いからもある程度前向きな姿勢が示される公算が大きい。
前述のように市場が100%織り込んでいる利下げを敢えて否定する必要性は薄いだろう。
ただ、先週末の6月雇用統計で示されたように、米経済は現時点でどうしても利下げが必要という状況にはない。
その意味では、先行きの追加利下げについて言質を与える事もしないだろう。
そうなると、年内にあと4回しかないFOMCで2回以上の利下げを織り込んでいる米長期金利は上昇しやすくなりそうだ。
これに連れてドルも上昇する可能性があろう。
しかし、利下げ期待で上昇していた米株には下落圧力になりそうで、最終的には円高に振れるリスクもある。
ドル/円は、米国株が崩れなければ4月以降の下げ幅の半値戻し水準である109円台半ばをターゲットに続伸が見込める一方、株価が崩れれば108円台前半に押し戻される可能性もある。

FRB議長の議会証言は、昨日まで4連騰しているドル/円相場にとって重要イベントとなりそうだ。
なお、日本時間23時からの証言に先立ち、同21時30分に証言原稿が公表される予定となっている。

執筆者 神田卓也

執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。

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