米10年債利回り2%台を回復 米中協議への期待感が再び高まり逃避買い後退=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)
2年債 1.771(+0.039)
10年債 2.047(+0.062)
30年債 2.569(+0.050)
期待インフレ率 1.716(+0.025)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇し、再び2%台を回復。前日は大阪G20サミットでの米中首脳会談はさほど進展を見せないのではとの悲観的な見方が出ていた。ただ、ムニューシン米財務長官が米CNBCでのインタビューで「中国との協議は90%進展しており、合意が完了することを期待している」と述べたことで、市場も再び期待感を高めている。
逃避買いが後退する中、利益確定の動きも出て、利回りは下げている。
10年債利回りは2.05%まで上昇し、政策金利に敏感な2年債は1.78%付近まで一時上昇した。
2-10年債の利回り格差は28(前日26)。
米5年債入札結果
最高落札利回り 1.791%(WI:1.785%)
応札倍率 2.35倍(前回2.38倍)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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