アッヴィ下落 「Humira」は予想上回るも困難な状況が続く=米国株個別
大手医薬品のアッヴィが下落。1-3月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。同社の主力薬である抗リウマチ薬「Humira」は5.6%の減収となったものの予想は上回った。特にバイオシミラーの台頭で欧州での販売競争に直面しており、海外での「Humira」の販売は28%減少した。予想を上回ったほか、通期の利益見通しも上方修正したものの同社の置かれている環境は困難な状況が続いている。
寄り付きは上げて始まったものの、買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.14ドル(予想:2.06ドル)
・売上高:78.3億ドル(予想:77.8億ドル)
Humira:44.5億ドル(予想:43.9億ドル)
Imbruvica:10.2億ドル(予想:10.2億ドル)
Synagis:2.87億ドル(予想:3.13億ドル)
HCV:8.15億ドル(予想:8.12億ドル)
Viekira:2500万ドル
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.73~8.83ドル(従来:8.65~8.75ドル)(予想:8.69ドル)
(NY時間10:47)
アッヴィ 77.78(-0.89 -1.13%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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