ダウ平均は反落 ボーイングの下げが圧迫＝米国株序盤

NY株式8日（NY時間11:27）
ダウ平均　　　26307.66（-117.33　-0.44%）
ナスダック　　　7927.61（-11.09　-0.14%）
CME日経平均先物　21790（大証終比：+20　+0.09%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は反落。ボーイングの下げがダウ平均を圧迫している。ボーイングだけで１００ポイント超押し下げている格好。

　ボーイングは７３７ＭＡＸのインドネシアとエチオピアでの２件の墜落事故を受け、同機種の生産を月間５２機から４２機に生産を縮小する方針を打ち出した。運航停止が長引いた場合に減産を拡大する可能性を排除していない。これを受けアナリストからの投資判断を「中立」に引き下げる動きも出ている。目標株価も従来の４８０ドルから４２０ドルに引き下げた。７３７ＭＡＸの回復は簡単ではなく、相当程度の時間がかかるとしている。

　また、きょうはＧＥが大幅安となっており産業株は冴えない。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を現在の約半分の５ドルとした。市場は同社が置かれているリスクの深刻度を過小評価しているとしたうえ、小さな価値を過大評価しているとも指摘した。向こう数年でキャッシュフローが回復する過度な期待を市場は抱いているとしている。

　今週の大手銀を皮切りに１－３月期の決算が始まる。市場では厳しい内容になるのではとの見方も根強い。Ｓ＆Ｐ５００採用銘柄のベースで前年同期比４．２％の減益が見込まれているようだ。現在の株価を正当化させるには予想を上回る決算と見通しが必要になるとの声も出ている。

ＧＥ　9.31（-0.70　-6.99%）

アルファベット（C）　1205.67（-1.48　-0.12%）
フェイスブック　174.60（-1.12　-0.64%）
ネットフリックス　361.63（-3.87　-1.06%）
テスラ　275.29（+0.33　+0.12%）
アマゾン　1829.09（-8.19　-0.45%）
エヌビディア　189.84（-1.11　-0.58%）
ツイッター　34.97（+0.25　+0.71%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　136.26（+0.08　+0.06%）
Ｐ＆Ｇ　104.72（+1.07　+1.03%）
ダウ・インク　57.93（+0.69　+1.15%）
ボーイング　375.84（-16.09　-4.07%）　
キャタピラー　 139.66（-0.70　-0.50%）　
ユナイテッド　 132.71（-1.01　-0.76%）　
ビザ 　157.46（-0.19　-0.12%）　
ナイキ 　84.67（-0.73　-0.86%）
ウォルグリーン　55.26（+0.57　+1.05%）　
３Ｍ　　214.61（-0.80　-0.37%）　
エクソンモビル　 82.68（+0.19　+0.23%）　
シェブロン 　126.42（+0.00　+0.00%）　
コカコーラ 　46.38（-0.09　-0.19%）　
ディズニー 　115.40（+0.40　+0.35%）　
マクドナルド 　190.28（-0.43　-0.23%）　
ウォルマート　98.96（+0.13　+0.13%）
ホームデポ　　202.89（+0.83　+0.41%）
JPモルガン　105.10（-0.21　-0.20%）
トラベラーズ　 135.81（-0.59　-0.43%）
ゴールドマン　 201.64（-0.74　-0.37%）
アメックス　 110.27（-0.69　-0.63%）　
ユナイテッドヘルス　 248.30（-0.48　-0.19%）
ＩＢＭ　　143.08（-0.20　-0.14%）
アップル　 199.08（+2.08　+1.06%）
ベライゾン　　58.96（-0.14　-0.23%）
マイクロソフト　 119.65（-0.24　-0.20%）
インテル 　55.41（-0.19　-0.34%）
ファイザー　43.13（+0.14　+0.32%）
メルク 　81.15（-0.01　-0.01%）
シスコシステムズ 　55.28（+0.07　+0.13%）
　
minkabu PRESS編集部　野沢卓美