【東京市場】リスク回避一巡後のドル円は小動き、株高も円相場は沈黙
26日の東京外国為替市場で、ドル円は110円前半で小動き。値幅は30銭程度だった。世界的な景気減速懸念を背景としたリスク回避の円買いは一巡したが、ドル円の戻りは限定的だった。日経平均株価は400円超反発した。
中国やユーロ圏の景気減速で米国の見通しもやや不透明となっており、ローゼングレン米ボストン連銀総裁は、今年1-3月期の米経済はかなり弱い可能性が高いとの認識を示した。ただ、4-6月期以降は持ち直すと予想した。
月末・四半期末・年度末であることも円相場の動意を抑制した。この時期特有のフロー以外は入りにくい。
ユーロドルは1.13ドル前半で推移し、先週末の安値圏でもみ合っている。豪ドル/ドルは0.71ドル前半まで上昇。対NZドルや対ユーロで豪ドル買いが入った。NZドル/ドルは0.69ドル前半で小動き。
ユーロ円は124円後半まで強含んだ後に失速し、124円半ばで推移。豪ドル円は78円半ばで堅調だった。
minkabu PRESS編集部