ダウ平均は続落 次の材料探しの中で調整ムード 半導体の下げ続く＝米国株前半

NY株式6日（NY時間12:52）
ダウ平均　　　25674.23（-132.40　-0.51%）
ナスダック　　　7521.34（-55.03　-0.73%）
CME日経平均先物　21420（大証終比：-170　-0.79%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落。取引開始直後から売りが優勢となり、ダウ平均は一時１５９ドル安まで下落する場面も見られた。エネルギー株や銀行株、産業株、そして、ヘルスケアが下げを先導。ＩＴ・ハイテク株も半導体を中心に戻り売りに押されている。半導体に関しては、ＤＲＡＭおよびＮＡＮＤの価格が従来の予想を下回って推移しているとの指摘が出ていた。

　昨年のクリスマス明け以降から米株式市場は買い戻しが続いているが、米中貿易問題への期待やＦＲＢの慎重姿勢への突如の転換をきっかけに株式市場は景気後退への懸念を後退させている。

　特に悪材料は見当らないが、市場は次の材料探しの雰囲気が強まっており調整ムードが出ている模様。特に景気の底堅さを示す米経済指標や、米中貿易協議の実際の合意などを待っているようだ。

　ダウ採用銘柄ではウォルグリーンやユナイテッド・ヘルス、ファイザー、メルクが下落しているほか、エクソンモービル、ボーイング、キャタピラーも軟調。一方、ダウ・デュポン、マクドナルド、ディズニーが上昇している。

　ナスダックも下落。マイクロンやＡＭＤ、エヌビディアなど半導体関連が下げを先導しているほか、アマゾン、アップル、アルファベットも軟調。一方、フェイスブック、ネットフリックスはプラス圏で推移している。

　画像処理用の半導体を手掛けるアンバレラが大幅高。１１－１月期決算を発表しており１株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。

アンバレラ　43.13（+2.59　+6.39%）
マイクロン　38.05（-1.94　-4.85%）
ウエスタンデジタル　48.61（-2.13　-4.20%）

アルファベット（C）　1159.59（-2.44　-0.21%）
フェイスブック　172.34（+1.08　+0.63%）
ネットフリックス　355.73（+1.43　+0.40%）
テスラ　276.69（+0.15　+0.05%）
アマゾン　1674.37（-18.06　-1.07%）
エヌビディア　153.25（-3.27　-2.09%）
ツイッター　30.85（-0.18　-0.58%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　138.89（+0.12　+0.09%）
Ｐ＆Ｇ　98.72（-0.37　-0.38%）
ダウ・デュポン　54.63（+0.95　+1.76%）
ボーイング　424.44（-5.68　-1.32%）　
キャタピラー　 135.31（-1.83　-1.34%）　
ユナイテッド　 125.80（-0.14　-0.11%）　
ビザ 　147.89（-0.06　-0.04%）　
ナイキ 　85.32（-0.12　-0.14%）
ウォルグリーン　61.00（-2.41　-3.79%）　
３Ｍ　　203.61（-0.23　-0.11%）　
エクソンモビル　 78.82（-1.37　-1.71%）　
シェブロン 　122.57（-0.72　-0.58%）　
コカコーラ 　45.52（-0.08　-0.17%）　
ディズニー 　114.26（+0.26　+0.23%）　
マクドナルド 　182.36（+1.01　+0.56%）　
ウォルマート　98.20（-0.14　-0.14%）
ホームデポ　　184.00（0.00　0.00%）
JPモルガン　103.86（-0.25　-0.24%）
トラベラーズ　 132.47（-0.22　-0.17%）
ゴールドマン　 195.04（-0.96　-0.49%）
アメックス　 109.03（+0.18　+0.17%）　
ユナイテッドヘルス　 238.17（-3.26　-1.35%）
ＩＢＭ　　137.21（-0.67　-0.49%）
アップル　 174.80（-0.73　-0.42%）
ベライゾン　　55.70（-0.38　-0.69%）
マイクロソフト　 111.78（+0.08　+0.07%）
インテル 　53.16（-0.52　-0.97%）
ファイザー　41.80（-1.10　-2.55%）
メルク 　80.75（-0.95　-1.16%）
シスコシステムズ 　51.36（+0.06　+0.12%）

minkabu PRESS編集部　野沢卓美