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【ロンドン市場】ポンド買い優勢、離脱延期への期待で

見通し 

26日のロンドン市場は、ポンド買いの動きが目立っている。東京早朝にきょうの英閣議でメイ首相がEU離脱を延期する案を検討と報じられており、ポンド買いが強まる場面があった。ロンドン市場でもこの動きが一段と強まっている。また、カーニー英中銀総裁などが議会証言で、合意なき離脱の危険性を強調したことも離脱先延ばしへの思惑を下支えしたようだ。ポンドドルは1.32台に乗せて、年初来高値を更新。対円や対ユーロでもポンド高が進行した。ユーロもポンドに連れ高となったが値幅は限定的。ドル円は110円台後半での揉み合いが続いている。欧州株などの下落や原油安で豪ドルは上値重く推移している。ただ、ポンド以外の通貨の値動きは小幅にとどまっている。

ドル円は110円台後半での取引。東京市場で111円台割れから110.75近辺まで下落。本邦輸出企業からの売りが観測された。しかし、ロンドン市場では売りは一服している。ほぼ110.80-90レベルでの推移と、上値も重く揉み合いに。

ユーロドルは1.13台後半での取引。ロンドン朝方には1.1346レベルまで下押しされたが、その後はポンドドルの堅調な動きとともに1.1372レベルまで買われた。ただ、対ポンドでのユーロ売りも交錯して、上昇も限定的。ユーロ円は朝方に125.73レベルに安値を広げたあとは126円ちょうど付近へと下げ渋り。ただ、東京午前の下げを消すには至らず。3月の独Gfk消費者信頼感は10.8と事前予想および前回値と同水準だった。レーン・アイルランド中銀総裁は、欧州の労働市場は引き続き強い、としており弱気なコメントはみられず。ECBやFEDにとって現在は出口戦略についての調査段階だ、と現状維持姿勢を示した。

ポンドドルは1.32近辺での取引。東京早朝にきょうの英閣議でメイ首相がEU離脱を延期する案を検討と報じられており、ポンド買いが強まる場面があった。ロンドン市場でもこの動きが一段と強まっている。1.31台半ばから1.32台に乗せると、一時1.3238レベルに高値を伸ばした。年初来高値を更新している。ポンド円も145円台後半から一時146.75近辺まで高値を伸ばした。ユーロポンドは0.86台割れまで下落、2017年5月以来のユーロ安・ポンド高水準となった。カーニー英中銀総裁がインフレ報告に関連した議会証言で、合意なき離脱の危険性を強調しており、EU離脱延期への思惑を下支えした面も指摘されよう。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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