続落、景気減速と石油需要の下振れ懸念が重し=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=53.66(-0.90 -1.65%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.90~0.89ドル安。その他の限月は0.85~0.12ドル安。
世界的な景気減速懸念が上値を抑えた。米中通商協議に対するぼんやりとした楽観論のなかで米株式市場は戻りを続けているものの、原油市場は石油需要の下振れに対して引き続き神経質で、上値を追う動きは限られた。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国の協調減産やベネズエラの供給減少見通しなど、供給側の要因ではなく、需要を軸とした展開が続いている。
時間外取引で3月限は55.21ドルまで堅調に推移する場面はあったが、上値は重かった。マイナス転換すると、通常取引開始後はじりじりと下げ幅を広げ、53.47ドルまで下落した。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。