小反落、米中貿易戦争の激化懸念で戻り鈍い=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=57.02(-0.13 -0.23%)
米中貿易戦争が激化する見通しで、世界的な景気悪化や石油需要の下振れが警戒されていることが相場を引き続き圧迫した。トランプ米大統領は、11月1日までに合意しなければ中国は155%の関税を支払うと警告している。石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産もあって、供給過剰見通しが根強いことも重し。国際エネルギー機関(IEA)はコロナ禍の当時のように過剰在庫が急速に積み上がると指摘している。
時間外取引で11月限は57.43ドルまで強含んだが上値は重く、マイナス圏で推移した。通常取引開始にかけては55.96ドルまで下げ幅を拡大。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、下げ幅を削った。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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