ネットフリックスが下落 決算に失望感=米国株個別
ネットフリックスが下落。前日引け後に10-12月期の決算を発表しており、1株利益は予想を大きく上回ったものの、売上高が予想を下回った。「バード・ボックス」などのオリジナル番組の大ヒットで有料会員数は過去最高の884万件増となったものの、売上高の伸び悩みが投資家を失望させたようだ。
特に1-3月期の見通しに失望感が大きかったようだ。1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、有料会員数は予想以上の890万人増を見込んではいるものの、10-12月期に比べれば微増に留まっている。
市場からは、今回の決算はコンテンツへの大規模投資が早期に回収できない可能性を示唆する慎重な内容との見方も出ている。ただ、今四半期の会員数の見通しは15日に発表した値上げを織り込んだもので、海外では22%の伸びが見込まれており、長期的なシナリオは健在とも述べている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益:0.30ドル(予想:0.24ドル)
・売上高:41.9億ドル(予想:42.1億ドル)
・有料会員数:884万件増
(1-3月・第1四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.56ドル(予想:0.85ドル)
・売上高:44.9億ドル(予想:46.0億ドル)
・有料会員数:890万件増(予想:850万件増)
(NY時間09:39)
ネットフリックス 346.39(-6.81 -1.93%)
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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